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開節法 |
安全・快感・即効! 軽く揺らすだけの整体術 開節法 |
開節法とは |
開節法は「関節を開く」という意味で、“軽く揺らしながら”骨格の歪みを整えるとともに、
筋肉と神経の緊張を緩め、血流を著しく改善する技法です。
人間は疲れると、猫背になって胸郭が下垂します。
その結果、脊椎の前側がつぶれて、胸郭が拡張しなくなります。
開節法は、つぶれた脊椎の前側と閉じた胸郭を開くことによって、首・肩・腰背の
緊張をゆるめ、 呼吸力を高めます。
また、脚に停滞したリンパ液と静脈血の還流を促すことによって、脚を軽くするとともに、
上半身の充血症状を緩和します。 |
軽く揺らす生理的効果 |
1:血流改善 |
筋肉を軽く揺らすことによって、毛細血管やリンパ管に「毛管現象」が生じるため、血流が著しく改善します。 |
2:リラックス |
脊柱を軽く揺らすことによって、脊柱の両側にある交感神経の緊張が緩んで、副交感神経が優位になります。 その結果、即座に眠くなり、全身の血管が拡張し、内臓機能や免疫力が高まります。 |
3:体温上昇 |
軽く揺らすことによって、筋肉繊維同士が擦れあって「ふるえ熱」が発生するため、体温が上昇します。 その結果、脂肪代謝や免疫力が高まります。 |
4:軟骨の弾力性回復(リハビリ効果) |
軟骨の弾力性を高める秘訣は、関節を“小さく・ゆっくりと・何度も繰り返し”動かすことにあります。 反対に、“大きく速い動き”は、軟骨をすり減らし、痛みを増すだけです。
開節法は、全身を軽く『揺らす』ことによって、脊椎や脚腰の関節を“小さく・ゆっくり・何度も動かして” 椎間板や関節軟骨の弾力性を高めます。 |
5:筋肉の柔軟化 |
道路や線路を支えているコンクリート脚が、大地震で脆くなって崩れてしまう現象を、「砂状化現象」といいます。 いくら押してもコンクリートが柔らかくなることはあり得ませんが、激しく揺らすと、コンクリートのような固い物も 柔らかくなってしまうのです。
固い筋肉を柔らかくする最高の手段は、『揺らす』ことなのです。 |
背骨が柔軟になると、どうなるの? |
大半の病気や不快症状は、交感神経の緊張から生じます。
交感神経が緊張すると、アドレナリンやノルアドレナリンが副腎から分泌されて、血管が収縮するため、 血圧が上昇し、末梢の血流が悪くなります。それが、コリや関節痛や神経痛を引き起こします。
内臓の機能も悪くなりますから、消化吸収や解毒・排泄力も低下します。 その結果、栄養失調に陥ったり、体内に毒素が蓄積したりしていきます。
また、寝付きが悪くなったり、睡眠が浅くなったりするため、疲れがなかなか取れなくなります。 |
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さらに、血糖値が上昇することによって、動脈硬化や糖尿病が進行する 可能性もあります。リンパ球の働きもダウンして、免疫力が低下します。
要するに、健康を回復するには、交感神経の緊張を緩めることが 不可欠なのです。その交感神経は、背骨の両側に連なっています。 ですから背骨が柔軟になれば当然、交感神経の緊張も緩みます。
すると、副交感神経が優位になって、血管が拡張して血流が良くなり、 内臓機能や免疫力が高まり、睡眠も深くなります。 そして深く眠ることによって、真に疲労が取れ、治癒力が高まるのです。 |
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胸郭が拡張すると、どうなるの? |
胸郭の内部には、スタミナの代名詞である心肺と肝臓が納まっています。
胸郭が十分に拡張する弾力性があれば、酸素を大量に摂取でき、心臓も圧迫されず、肝臓も解毒や合成などの機能を十分に行なえますから、基礎体力が高まります。
さらに、胸郭が開くと首が緩みます。 すると脳に行く酸素が増えますから、脳の働きも良くなり、目も明るくなり、鼻の通りもよくなります。 |
脚の血流が良くなると、どうなるの? |
脚にリンパ液が停滞した状態が「むくみ」です。 むくむと、脚に新鮮な動脈血液が流入しにくくなりますから、脚が冷えたり、攣ったりします。
一方上半身の血液は、水分が不足して粘性が高まり、充血状態になります。 「充血」とは、『水分が不足した状態』(血球が凝縮した状態)なのです。
ちょうど満員電車の人間と同じで、赤血球や血小板が凝縮して動けない状態です。 充血を緩和するのは、水(リンパ液)です。その水は、脚に停滞しがちです。
開節法で、脚に停滞したリンパ液を上半身に返すことによって、脚には新鮮な動脈血液が流入して冷えが取れ、一方、上半身の血液は水分が増えて「充血」が緩和されるのです。 |
従来の手技の弊害 |
1:押す・揉む |
硬くなった筋肉や患部を押したり揉んだりすると、筋肉内の微細な血管が破れて「内出血」が起こります。 その結果、施術して数時間たってから、痛みやコリが悪化します。これが「揉み返し」です。
そして、腫れ・痛みによって交感神経が緊張するため、胃腸の働きが悪くなり、 全身の血管が収縮して血流が悪くなり、免疫力が低下し、寝つきも悪くなり、睡眠が浅くなります。 これが「治療」といえるでしょうか? |
2:ストレッチ・牽引 |
一般的に、コリをゆるめるにはストレッチが有効といわれています。 しかし実は、ストレッチをすると筋肉は柔らかくなるどころか逆に、かえって緊張して硬くなってしまいます!
コリは「筋肉が縮んで固まっている」のではなく、反対に“緊張”しているのです。 緊張とは「ピーンと張った・伸ばされた状態」です。
伸ばされて緊張している筋肉を、ストレッチしてさらに伸ばせば、痛くなって当然でしょう! 髪の毛が引っ張られたら痛いのと同じです。
筋肉内の血管も、引き伸ばされることで、血流が悪くなります。 細いチューブを引っ張ると、チューブがつぶれて内径が狭くなります。 血管も同じです。伸ばすとつぶれて狭くなり、血流が悪くなるのです!
筋肉の緊張をゆるめるには、そして血管を拡張して血流を良くするには、『縮めて揺らせばよい』のです。 |
3:バキバキ |
首や腰を捻って関節音を鳴らす施術ほど危険な行為はありません。 捻る際に関節周囲の靭帯が急激に引き伸ばされるため、後から痛くなってきます。
また、脊髄を痛めて半身不随や全身不随になってしまうリスクさえあります。 |
4:湿布&痛み止め |
湿布や軟膏などの「消炎鎮痛剤」は、強力な血管収縮作用(交感神経緊張)によって 患部への血流が悪くなりますから、治りが遅くなります。 |
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